ブログに書いてとメールが来たんだった 大変な状態ではあったけれど なんとなくいつもの彼女ではあったので どこか なんの根拠もないけれど 大丈夫と思っていた いや、大丈夫と思いたかった 会うたびに、状態は悪くなっていた 確かに でもそれには眼をつぶっていた そんな時のメール 私の事をブログに書いてねって それを読んだ時 思わず 無理だあ！！と叫んだ それはやっぱりきつすぎて でも、がんばっている彼女は一種神々しいものがあったし いつもは泣き虫なのに 悪くなって行く自分の状態を正視するように絶対泣かなかった かっこ良かった だから、ブログに書こうと思った 彼女の事を尊敬したから なんでも聞いてあげようと思ったから 泣くとか 哀しいとか そんな事を言ったり書いたりするのはかっこ悪いと思っている でも、書いちゃうもんね 悲しくて悲しくて 泣きながら ブログ書いているもんね これも彼女の遺言だもんね だから、 彼女ががんばった事 死はやっぱりそこにあると言う事 日常の隣りに そんな色々な事を自分自身にも思い知らしめるために ヒックヒックしながら書いている それが彼女の遺言だから 彼女が私にくれたもの、その１ モンベルの笛 |