こんな春 こんな時でも 桜は咲いて こんな時期でも 花は心を明るくする テレビを見ていたら お坊さんが 被災地を行脚していた がれきの山にお経を上げていた ふきすさぶ風を受けて 海にもお経を上げていた 周りにいた人たちは 亡くなってもお経ひとつもあげてもらえなかった人たちも大勢いる、 本当にありがたいと感謝の言葉を口にしていた 心にこみあがってくる想いを形にしている人なんだと思う その姿にどれだけの人が救われたかと思う 祈るのは生き残っている人のためなのかもしれない 祈ってもらう事で生きている人が救われるのだと思う がれきの山をもほぼ裸足で歩く お坊さんの足は冷たさで赤くなっていた まだ冷たい東北の地にも やがて桜が咲く はだしのお坊さんの歩いた後にも 感謝の花が咲いていると思う |