 三男の用事で京都へ日帰り
京都は
片思いの人に振られた気分の街なのだ
高校生の頃は大好きだった
大原や苔寺
連休や夏休みは京都に行ってた
大学生になって
仏像好きや発掘をしている友達と知り合って
やっぱり京都に行っていた
20歳くらいの時
突然京都の事が嫌いになった
「わたしみんな気づいてしまった〜♪
幸せ芝居の舞台うら〜♪
電話するのは私だけ
あの人からくることはなぁい〜」
って感じ
ある日気が付いたのだった
京都以外の人を
田舎ものとして見る雰囲気
自分たちは美味しいものを食べているのに
田舎者には豆腐とか、仰々しく
高く食べさせる
京都以外の田舎者はそれをありがたがる
そして京都は優しく微笑み心の中でばかにしている
その時読んでいた海音寺潮五郎の平将門の
影響もあるかもしれない
多分。
平将門の報われない京都へのせつない想い
みたいなものが・・・。
だから、本当は川床料理屋で
食べたくないんだ
ましてや、鱧とか、鮎の甘露煮とか、
絶対!
と言いつつひさしぶりの京都で
川床料理のお店で鰻と鱧とビール2杯
頂いたんですけどね
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