まりりん日記

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...... 2013年04月06日 の日記 ......
■ げんちゃん文庫から借りた本   [ NO. 2013040601-1 ]

「銀の匙」 中 勘助

 

 

軽くて薄い文庫本でお勧めない?と

 

三男に頼んだら

 

これを持って来てくれた

 

聞いたこともない作家だった

 

読むと、子どもがリアルに

 

子どもの気持ちを

 

大人の言葉で語っていると言う珍しい、

 

つまり

 

ものすごい新鮮な小説だった

 

私にとっては!

 

 

銀の匙は子ども時代病弱だった主人公に

 

彼を溺愛する伯母が

 

薬を飲ませるために使うものだった

 

年の離れた意地悪なお兄さんとのいくつかの事件

 

やがて、

 

年の近い兄嫁へのほのかな想いが印象的な自伝小説だ。

 

 

実際、この中勘助はずっと

 

兄と確執があったらしい

 

帝国大学医学部を卒業しドイツに留学までしたが

 

若くして脳出血で倒れてしまう

 

そんな兄を兄嫁と

 

一緒に面倒をみたと言う

 

その兄嫁も介護の苦労からか兄より先に亡くなる

 

兄嫁が亡くなると

 

勘助は、初めての結婚をあわただしくする

 

そしてその結婚式の日兄は亡くなる

 

式をするかどうかを決意したのは式のまさに25分前だったとか

 

まさに事実は小説よりも奇、なのであります。

 

 

 

 


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