まりりん日記

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...... 2012年03月16日 の日記 ......
■ 困っている人   [ NO. 2012031601-1 ]

うちの前の坂道

 

左に大倉山シャンテのようなのぼりの急坂が続く

 

朝、チャッピーの散歩をして水をあげていると

 

右から若者が

 

なんだか疲れたような

 

いや、

 

ずばり、困ったような感じで歩いてきた

 

「何時ですか?」ふと足を止めて聞いてきた

 

20代前半かせいぜい25,6歳

 

なんだかふらふらしている・・・

 

チャッピーが例の脅かすようなほえ方をすると

 

ちょっとあやまるように拝んだ

 

あの、新横浜はどちらですか?って

 

へ?

 

この急坂に上る道に迷い込んで

 

新横浜って・・・

 

大田区でいろいろあってこれから静岡まで帰るのだと言う

 

それは無理だよ

 

交番に行ったら?と言うと

 

行ったけど断られたと言う

 

新手の詐欺か?と思ったけど

 

詐欺にしては困った顔が真に迫っているし

 

詐欺にしては効率の悪い詐欺だ

 

思わず、頭打ってない?怪我していない?と聞いてしまった

 

頭打ってません怪我もしていません、って。

 

小銭しかないと言う

 

長男がベランダから顔を出した

 

若者はびくっとして、ありがとうございましたと

 

姿勢良く新横浜に向かって歩いて行ってしまった

 

長男と、いったいあれは何だったんだろう???と

 

話し合った

 

どっちにしてもすごく困ってたよね

 

頭打ってないかなあと心配だった

 

私も去年スケートで頭を打った状態の時

 

もしひとりで見知らぬ土地にいたら

 

歩いて帰ろうとしたと思うから。

 

ずんずん歩いていったけれど

 

次男や三男くらいの年格好だと思ったらなんだか

 

すごく心配になってきた

 

 

結局私は車で長男は自転車で探す事にした

 

みつけたらお互いに連絡しあおうと探しに出た

 

しばらくしたら歩いていた!

 

同じくらいの年の男の子がいる母としては

 

お腹がすいていないかも心配

 

水のペットボトルを差し出すと

 

一口飲んで返そうとした

 

いらないからね、もちろん、あげるからね

 

伊東まで帰ると言うので

 

車にある千円札と百円玉をあるだけあげた

 

携帯を差し出しておうちに電話しなさいと言うと

 

さっき公衆電話から電話したら仕事でだれもいないと言う

 

友達は?

 

いないと言う

 

携帯もお金も友達もなにもないのだ

 

唇かからからに乾いていて白い

 

動転しうろたえ困っている顔だった

 

二千円くらいのお金を受け取って

 

心底ほっとしたようだった

 

郵便番号教えてくださいと言った(なぜか住所ではなく)

 

気をつけてねと、子どもの友達に言うように言ったけど

 

まだまだなんだかすごく心配だった

 

 

長男も途中で出会って

 

大丈夫か?と聞いたらしい

 

長男にも郵便番号を聞いてきたらしい

 

少し泣いていたらしい

 

長男はすぐネットで調べて

 

伊東までなら2千円でお釣りが来るから

 

大丈夫だとほっとしている

 

 

あんな困っている人にあったのは5年ぶりくらいだった

 

何かわからないけれど

 

何かが大田区であったみたいだった

 

お金も友達も携帯もないあの男の子は家に帰れたのだろうか

 

 

 

 

 

 


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