
「いねむり先生」 伊集院静 二年間ほど、アルコール依存症になっていたと言う 小説の中のさぶろう 奥さんが亡くなってから。 奥さんは あの若くして白血病で亡くなった夏目雅子 妻との一年にも満たない闘病の間 彼女の復活だけを目指していた その死はおよそ受け入れられなかったと思う 哀しみは怒りとなり、その怒りから暴力まで振るったと言う 入院して幻聴幻覚は無くなったけど ほとんど世捨て人のようになり郷里に引きこもっていた そんな時 いねむり先生と出会い ギャンブルを通して救われていく いねむり先生は麻雀放浪記を書いた阿佐田哲也としても有名な 作家、色川武大 引き合わせてくれた人K 黒鉄ひろし いっしょに麻雀をやり心が触れ合う いい声の歌手 I 井上陽水 彼女の死と向き合った数日間これを読んでいたので 滂沱の涙、 だった 心に残ったのは 「哀しみは癒されない でも 哀しみに終わりはある」 と言う言葉 絶望にはいつか終わりがあると、 絶望からいつかは 抜け出せる日が来ると それだけでも希望が持てる 今はそれを受け入れるために 滂沱の涙を流そうと思う |