猫の赤ちゃんたちは うちの裏で冷たい雨に打たれていて死にそうだった 白い猫はほとんど瀕死の状態だった 病院に連れて行って入院して点滴して 元気になった 二匹の小さな黒い猫も 震えておびえて 時々 命の恩人に 「しゃーーーっ!!」 とか 「ふーーーっ!!」 って言ってた でも気がついたら 呼んだら来て甘えて、膝の上で寝るようになった これから どうやってこの三匹の猫を育てて行ったらいいんだろうと 不安でいっぱい 自分で生活できそうだったら 絶対どこかに捨てに行っちゃう などと言って顰蹙を買っていた 白い猫がすぐ貰われていった 黒い猫も幼稚園と小学生のいるお宅へ 残った子猫は一番元気でやんちゃだった 餌をあげるとき、待ちきれず立ち上がって プレーリードッグみたいだった ・・・にこにこ笑った小学3年生の女の子が小さな箱を抱えて行ってしまった 子猫は箱のすきまから 小さな小さな手を出していた そしてにゃ〜と鳴いていた 「にゃんだよ、ここ」って泣いていたと思う やっと猫がいなくなって万歳三唱しないといけないところなのに 車を見送ったら ちょっとだけ 泣いてしまった・・・ 「にゃんだよ!案外お前、可愛かったよ!」 10月31日から来ていた従姉妹達が 今日帰ってしまった・・・ なんだか そして誰もいなくなったって感じ |