
10月23日の日記を 1ヶ月以上経って書いている 前の日まで散歩に行っていたチャッピーが この日死んだ 肺がんであと1ヶ月の命と聞いてから1年経っていた 夏頃から息が苦しそうだった 首にたまった水を抜いてもらったら楽になるかと 22日病院に連れて行った ヨタヨタと歩いて駐車場で夫を待っていた 深刻な事を聞きたくなくて、もうずっと診察室へは夫しか入っていない 夫が来た時 チャッピーはゆらゆらと尻尾を振って気持ち、駆け寄った 水を抜いて点滴をしてもらい 戻ってきた時はそうとうダメージを受けていた でも首がすっきりしてものすご〜く可愛くなっていた 朝、外に出たそうだったので彼女が一番好きな場所玄関ドアの前に。 重症の喘息、ちょうど小さい頃の三男が入院している時の息遣いをしていて 聞いていると辛い 気持ちの良い朝の光の中で掃除して家事をすまして 動物病院の先生がくれた美味しいえさを電子レンジであたためて 「チャッピー!」と呼んで 玄関のドアを開けた 絶命していた 多分楽になっていた 文句ひとつ言わず逝ってしまっていた 誰にも言っていないけど チャッピーを失う恐怖におののいていた そしてチャッピーがいなくなると言う多分すぐそこにある未来を 見たくなくて 受け入れられそうもないその現実に目を背けて そして チャッピーが遠くに行こうとしている時 ネットを見ていたんだ 次にどんな犬を飼おうかと そして玄関のドアを開けると その現実が待っていたのだった 私がネットを見ている間に それはチャッピーの優しさだったかもしれない 飼い主にだけ馴れる不憫な犬だった くんとも言わず逝ってしまった いつまでも小さい可愛いチャッピーだった ぼろぼろのよれよれになっても 小さい女の子だった 逝こうとしている その時 耳元でいつものように 言ってあげれば良かった それが心残りでいつまでも泣けてくる 「いちばん好き、大好き」って |