
これ、かなり面白い本だった ただの就活の苦しいお話かと思いきや ちがう! そうじゃなかった 就活で必死な大学生たち 「学祭の実行委員なんて心底どうでもいい」 なんてセリフが小気味いい ほんとは企業に入るために必死なのに スーツを着ない人になるんだと言う男子や 役に立ちそうな会った人すべての人に名詞を配る女子 自分が何者なのかわからない でも、どこかで何者かになれると思っている 結局一番かっこ悪かったのは必死な人を笑っている 彼自身だった 最後のツイッターのどんでん返しがリアル 大学生の時にはすでに売れっ子作家だった朝井リョウは なのに就活もして 会社員になって 賞を取ったんだった そのかっこ悪い、ついでにちょっと性格も悪い 大学生は朝井リュウその人なのかな? と その最年少の直木賞作家に興味まんまんだったのでした |