仕事帰り 左が家 でもなぜかハンドルを右に切って 入院している友達のところへ ひた走り インフルエンザももう大丈夫! と、思い切ってハンドルを切った アルコールで消毒して マスクをかけて ばたばたと洋服をはたいて 個室に入って行った 彼女はちょうど腹水を取ってもらった所だった 椅子に座ったら それから 1時間半話を聴いた ずっとずっとがんばっていて 苦しくて もう、 なんだか、 突然 なんと言うか 落ち着いてしまったんだそうだ 覚悟ができて 穏やかな気持ちになったのだと言う 悟りってそんなのかもしれないって そんな事を言われても こちらは覚悟ができていないので ただただ・・・・ つい、この前、 重い薬液をリュックで背負って歩いていたのに チューブでがんじがらめ 緑色のが出てくるらしい 身体の中から 医者に聞くと 「あんまり良くないです」との返事 癌性のものらしい ご主人は 今日 ホスピスの面接に行ってくれているらしい ずっとそんな事考えられなかったのに その穏やかな気持ちになったとたん するりとその言葉が出てきたと言う ホスピスに入りたい・・・ って。 1時間半ずっと話を聴いた 親の話、家族の話、小さい頃の自分 そしてご主人への想い 二人の男の子達への想い 人生でいっぱい失敗したけれど 一番人生で失敗がなかったのは ご主人選びだったとか 家で闘病中、ご主人が かわいそうにかわいそうにと言いながら 背中をなでてくれていたらしい そんな優しいご主人に もうご飯を作ってあげられないのがかわいそうだって けなげすぎる 友達みんなに迷惑かけて もうしわけない お礼もできないのにって 言うけれど 違うわ あなたのためだけじゃないんだ みんなきっと 自分自身のためになんだ なんて言うか ひきつけるものを持っているあなたの力だよ 前向きさが気持ちいいあなたの力だよ 多分 ありがとうを言わないといけないのは 私の方なんだけれど |
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