友達の同僚は 仕事中頭が痛いと訴えた 見ると様子が可笑しかった そして、その職場から近い 悪名高いK名記念病院に運ばれた よりによってK名記念病院だ 前にインフルエンザになった時 夜中もうたまらず夜間救急病院のそこに行った 息苦しく間接は痛く、熱もどんどん上がって来ていた 医者は風邪ですね、総合感冒薬を出しときますって おいっ！ 風邪なわけないやろ、インフルエンザに決まってるやんけ！ タミフルよこせと内心河内ベンを使ったけど、奴はゆずらない 苦しいし、普通の痛みじゃないです、インフルエンザだと思いますと言うのに アホそうな意地悪そうなやる気のない不細工なバカ医者は 息できてますよとつれない 納得できないまま総合感冒薬をもらって帰宅 次の日近所の病院へ行くと くっきりはっきり賢そうな親切そうなお医者様が 検査の綿棒を持って 「インフルエンザA型です。タミフル出しますね」とかっこよく言ってくれた 三男が小さいころ、まだ喘息と意識していないころ コンコンと咳をしだすと、それから数日は眠れない夜が続いていた 日曜日具合の悪くなった三男を夫がそのK名記念病院に連れて行ってくれたことがある 熱の記録をメモしたものを持っていってもらった 夫は休日出勤の医者が出てきたので 熱は何時に何度ですと丁寧に報告した すると医者は 「あん？だから、何度だって？」とめんどくさそうに聞いてきた それが何度か続いて ぶちぶちっ（夫のどこかが切れた音） 「われ、ふざけとんのか！なに聞いとんじゃ、われ、さっきから何回もいうとるやろうが、ぼけっ！ やる気あんのか、われ！」と標準語と河内弁のバイリンガルぶりを発揮したらしい すると その医者はいきなりしっかりして 「はっ、どうもすいませんでした」とあやまったらしい そんなんでも夜中休日やっている病院がないとどうしてもたよざらるを得ないのだ 友達の同僚はそのK名記念病院から労災へ移送されたものの 脳内出血で、後遺症が残ったと言う 友達の後悔はなぜその病院に行かせてしまったか！ なぜ、E田脳神経外科病院に行けと言わなかったのか。 彼女から E田脳神経外科病院に行って！と電話がかかってきた そう、そこに行ったのだった もっと近くに2軒脳外科はあったけれど、私はちゃんとそこに行ったのだった 災厄はすぐその辺りになにげない顔をして座っている ふとした瞬間顔を出す、牙をむく その運命を受け入れる強さは欲しい そして平常心を持っていたい え〜ん、でも無理だよぉ〜〜 |