まりりん日記

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...... 2011年07月07日 の日記 ......
■ 追憶その4 通天閣ロミオ   [ NO. 2011070701-1 ]

夫の大学の友達まっちゃんに初めて会ったのは

 

大学生の時だったと思う

 

話は彼からいつも聞いていたので

 

前から友達のような気がした

 

まっちゃんの事はSONOちゃんと言う彼のガールフレンドと

 

セットで聞いていた

 

マージャンやご飯の時もいつもSONOちゃんがそばにいたのだ

 

まっちゃんは高校生の時ラグビーでオール大阪に選ばれたスポーツマン

 

大きいけれど恥ずかしがりやで優しい

 

夜中にSONOちゃんの家の前を車で通って

 

小さくクラクションを鳴らすと

 

豪邸の三階の窓からSONOちゃんが顔を出して手を振る

 

ロミオとジュリエットみたいだ

 

 

彼女は面白くて可愛くて元気な女の子だったらしい

 

会った事はないけれどおしゃれな大阪の女の子だったと思う

 

彼の学生時代の面白い話には必ずまっちゃんが登場して

 

そしてSONOちゃんが登場する

 

いつも聞いてげらげら笑っていた

 

卒業してしばらくして会った時、

 

SONOちゃん元気?と聞いたら

 

別れたで・・・って。

 

本当にびっくりした

 

 

大阪のロミオとジュリエットは本当にロミオとジュリエットになってしまった

 

まっちゃんはやがて結婚して幸せな家庭を築いている

 

三人の子どものお父さんだ

 

それで良かったと思うけれど

 

 

 

SONOちゃんの話をすると

 

まっちゃんの大きな体からは一瞬せつないオーラが漂う

 

「同窓会で会ったよ」と言ったまっちゃん

 

それは嘘

 

それから一度も会った事はないらしい

 

まるで通天閣の似合う大阪のおっちゃんみたいだけれど

 

それは仮の姿

 

憂いに満ちた淋しいロミオだった

 

漂ったせつなさは少し胸をキュンとさせた

 

 

でも、ま、今が幸せならいいか!

 

串カツを食べながら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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