まりりん日記

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...... 2010年12月20日 の日記 ......
■ 太宰治の生まれたところ   [ NO. 2010122001-1 ]

ここにずっと来てみたかった

 

大人になって

 

まるで観光客みたいな顔をして

 

やっと来る事ができた

 

来たかったけど

 

口に出して

 

太宰治の生まれたところに行きたいなんて

 

恥ずかしくてとてもとても言えなかった

 

もちろん、一人旅もできなくて

 

何十年もかかってしまったんだ

 

遠かった・・・

 

 

 

そして、金木は青森からも本当に遠かった

 

何しろ電車の乗り合わせが悪く

 

車ならすぐなのに

 

電車をいっぱい乗り換えて、しかも途中ちょっと歩いたりなんかして

 

青森から時間によると3時間近くかかってしまう

 

前の日頼んだタクシードライバーのサトウさんに今日もお願いして

 

らくちんに来れた

 

 

ああ、あたしはずっとここに来たかった、となんだか

 

興奮した

 

16歳の時

 

すごく来たかった

 

高校生の頃、本はいっぱい読んでたけど、

 

太宰治のだけ何回も読み直していた

 

何回も読み直した本は他にない

 

青春の辛い時、16歳から17歳のころ、ほとんどそればかり

 

読んでいた

 

もう大学生になったら読まなくなったけど

 

言葉にするのはかっこ悪く

 

太宰治が好きって言うのは論外で

 

太宰治が好きって言う人に対しても少し気持ち悪かった

 

自分だけで自分の中だけで思うのでよかった

 

 

多分あの時、救われていたような気がする

 

太宰治に・・・。

 

 

大人になって観光客になってタクシーで乗り付けて

 

きゃぴきゃぴした大人になったけど

 

ここは本当はずっとずっと来たかった

 

遠い、

 

遠い、斜陽館だった

 

 

 

 

 

 

 


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