
映画「泣くもんか」はみたいけど 時間がないのでツタヤへ 「重力ピエロ」と 昨日読み終わった浅田次郎の「壬生義士伝」 抱えてヨーカ堂に入ると 入り口で 久々の友達に会った 立ち話で近況報告 大好きな90歳を過ぎたお姑さんがこのごろ亡くなったそうだ 亡くなる瞬間まで優しくて 彼女はいつかこんなお母さんになりたいとずっと思っていたらしい 美味しいものや珍しいものを食べるとき これも食べさせてあげたかったなあと思うと涙ぐむ 「でも逝ってくれてよかった気もするの」 実は彼女は私と知り合う前にお嬢さんを4歳で亡くしていたらしい ずっとむこうで一人だったから おばあちゃんがきっと優しく抱っこしてくれていると思うから 親が亡くなったときでさえ人前では泣かなかったのに ヨーカ堂の入り口で泣いてしまった 若いお母さんだった彼女は元気なふりをして がんばったと思う 大きすぎる現実にどこかふたをして 一生懸命生きてきたのだと思う 涙を拭きながら 思い出して泣けて良かった、この涙はうれしい涙なんだよ と言ってくれた 優しいおばあちゃまに抱っこされた4歳の女の子 きっと笑っているねと また、泣き笑いしてしまった |