
蓮池薫さんの本 半島へふたたびを読んでいたら 次男が韓国へ行くと言う バイト先から連れて行ってもらうらしい 沖縄より、むしろ長崎より近い半島 なのに、いろいろな意味で遠い半島 この本は表現は過激ではないけれど 飄々とした中に拉致されて青春時代を奪われた無念さが 漂う 半島の南、韓国へ旅をして 半島の北の国で過ごした数十年もの時への苦悩が 見え隠れする あくまでも、穏やかに、とうとうと、 でも、その狂おしいほどの無念さが感じられる ずっと韓国を旅しているのに その囲われた数十年の時を旅しているような錯覚に とらわれる ちょっと忘れていってしまいそうな拉致事件 もう一度思い起こした本でした |