まりりん日記

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...... 2009年01月29日 の日記 ......
■ かいごんぼち   [ NO. 2009012901-1 ]

小さい頃
かいんぼち で遊んでいた
「かいんぼちであそぼ!」が合言葉だった
絵日記には、いつも
かいんぼちと赤く添削されていて
軽くむかついていた
かいんぼちなのにぃ〜
そのうちわかった
かいんぼちだった
海軍墓地・・・
佐世保の軍港が見下ろせるなだらかな丘陵地の広々とした所

司馬遼太郎の「坂の上の雲」第4巻を読んでいる
明治時代、日露戦争の頃の話
正岡子規の親友の秋山真之とそのお兄さん秋山好古は日露戦争で
抜群の働きをする

結局勝ったけど
そうとう綱渡りだったらしい
もういやと言うほど乃木将軍の無能ぶりが出てくる
来る日も来る日も
乃木将軍のあほで、まぬけな
作戦が続く・・・
なにしろ驚いたのはこの一節
「たとえば日本陸軍は作戦をはじめるにあたって準備したのは
砲弾ではなく1万個の骨箱であった」
司馬遼太郎はこの陸軍の体質は第二次世界大戦が終わるまでついにその
本質を変えなかったと嘆く
遠いとおい頃のはなしだ
私がこどものころすでに苔むして整然と並んでいた墓標
その間をまつぼっくりの弾で戦いごっこをして遊んでいた・・・そこに
日露戦争を戦った人々が眠っていたのだった

つい、昨日
それに思いついた!
かいんぼちは
日露戦争の海軍の墓地だったって事に・・・!

配偶者も子どもの頃の遊び場が海軍墓地だったらしい
かいんぼちって言ってなかった?と聞いたら
はあ、海軍墓地でしょ?って
私ひとりだけなまってた??
しかも彼は小学生の時そこの石碑の文を読んで
ここは日露戦争で亡くなった人たちの墓地と言うことを
すでに知っていたらしい
(私が鼻をたらして走り回ってかいんぼちを連呼していた同じ頃ね)

...... 返信 ......
■明治   [ NO. 2009012901-2 ]
半藤一利の幕末史を読んで、自分がいかに何も知らないかを痛感しました。温故知新でありまする。人間のやってることはそう変わらないとみえて、江戸の瓦解も平成のグローバル化の波もすごく共通点ありって感じですう。
○むひめ 2009/02/01 11:12:52  220.108.110.68
■維新ではなくて   [ NO. 2009012901-3 ]
○むひめ様
ほんとですね!
維新ではなくて、瓦解なんですよね、江戸幕府の。
学生の頃、やっと江戸時代まで終わると(明治時代に入ると、卒業式の練習とかがあって、なし崩しだった)
なんとなく日本の夜明けって気がしていたけれど
その教科書、歴史自体が、明治政府(薩長)の陰謀かと言う気がしてきますね。
幕末はそんなに遠い事ではなかった気がしてきます。
まりりん 2009/02/02 08:00:17  123.220.169.93

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